公式LINE拡張ツールを徹底比較!それぞれのツールの強み・導入方法とは?
LINE公式アカウントをさらに有効活用するためには、拡張ツールの導入が欠かせません。
これらのツールは、顧客とのコミュニケーションを強化し、マーケティングの効率を大幅に向上させることができます。しかし、どの拡張ツールが自社に最適なのかを判断するのは容易ではありません。
本記事では、主要なLINE公式アカウント拡張ツールの強みを徹底比較し、それぞれの導入方法について詳しく解説します。
各ツールの特徴を理解し、最適なツールを選ぶための参考にしてください。
この記事はこんな人にオススメ!
- LINE公式アカウントを利用中で、さらに効果的に運用したい企業担当者
- 顧客とのコミュニケーションを強化し、売上を伸ばしたいマーケター
- LINE拡張ツールの導入を検討しているが、どれを選ぶべきか迷っている方
公式LINE拡張ツールとは?
公式LINE拡張ツールは、LINE公式アカウントの機能を強化し、ビジネスのコミュニケーションやマーケティングを効率的に行うためのツールです。
これらのツールを使用することで、LINEを通じた顧客とのやり取りがスムーズになり、販売促進や顧客サポートをより効果的に行うことが可能になります。
拡張ツールの必要性と選定ポイント
LINE公式アカウントだけでも多くの機能がありますが、拡張ツールを導入することで、より高度なマーケティング戦略や顧客管理が可能になります。
拡張ツールの必要性
拡張ツールの必要性は主に5つあります。
- マーケティング自動化: キャンペーンやクーポンの自動配信、ステップメールなどの自動化が可能。
- 顧客管理の強化: 顧客データの細かな管理やセグメント化により、ターゲットに合わせたコミュニケーションが実現。
- 高度な分析機能: メッセージの開封率やクリック率などの詳細な分析レポートを活用し、効果的な戦略が立案可能。
- 多機能な顧客対応: AIチャットボットや自動応答機能を使って、24時間体制で顧客対応が可能。
- 友だち追加の集客機能: 友だち紹介機能や、アフィリエイト機能で集客が可能。
ほとんどの拡張ツールがこの内の1つに特化しており、ほかの機能をサブ機能として備えています。
選定ポイント
選定ポイントは以下のようになります。
- コストパフォーマンス
- 初期費用、月額料金、追加機能の料金など、コストと機能のバランスを考慮。
- サポート体制
- 導入後のサポートが充実しているか、トラブル時の対応が迅速かを確認。
- ツールの拡張性と将来性
- ビジネスの成長に応じて柔軟に対応できる拡張性があるかどうか。また、定期的なアップデートや新機能の追加があるか。
最後に、ビジネスの目的にあったツールを選びましょう!
マーケティングを自動化したいのか、顧客管理・分析を徹底したいのか、自動チャットを導入したいのか、集客をしたいのか、ロイヤルカスタマーを育てたいのか
この中で何を最優先に置くかで選ぶサービスが絞られます。
人気の公式LINE拡張ツール4選
それでは公式LINEアカウントをさらに活用するために、多くの企業が導入している人気の拡張ツールを4つ紹介します。それぞれのツールは、異なる特徴や強みを持っており、ビジネスの目的やニーズに応じて選ぶことができます。
①Lステップ
Lステップは、公式LINEアカウントの機能を大幅に強化するための拡張ツールです。
特に中小企業から大手企業まで、幅広い業種で利用されていて、現在最も利用されている拡張ツールです。
Lステップを導入することで、LINEを通じた顧客対応、マーケティング、セールスのすべてを一元管理することができ、顧客体験を大幅に向上させることができます。
Lステップの特徴と強み
Lステップの主な特徴と強みは以下の通りです。
シナリオ配信機能
シナリオ配信とは登録しておいた複数のメッセージを、指定したタイミングで順番に自動配信する機能です。
つまり顧客の行動や属性に応じた自動メッセージの配信が可能になります!
- 性別・年齢・商品を購入した店舗で絞って、特定の層の配信内容を変更する
- 「興味がある」と回答した人にだけ次の配信をする
- 特定の流入経路で友達追加した方にだけ、専用の配信をする
以上のように、友だちの条件(セグメント)に合わせて配信内容を自由自在に分岐できるのが特徴です。
顧客管理
顧客の名前や住所、連絡先、商品の購入履歴などの情報を、一元管理できます!
ただ顧客情報を管理できるだけでなく、情報の収集と活用も含め、一貫して可能です。
例えば、アンケート、流入経路、スコアリングなどがあります。
これを上のステップ配信と組み合わせることで、高性能な自動化を実現できます!
- アンケートの回答を自動で顧客情報に登録する
- それをもとにした、シナリオ配信をする
- 特定の層のリッチメニューだけ変更する
Lステップの価格とプラン
Lステップの料金プランは、利用する機能や登録する友だちの数によって異なります。以下は一般的なプランの例です。
スタートプラン:
- 月額: 5,000円(税込)
- 月間配信数: 5,000通
- 基本的な機能を網羅しており、コストを抑えたい場合に最適です。
スタンダードプラン:
- 月額: 21,780円(税込)
- 月間配信数: 30,000通
- スタートプランの機能に加え、より多くの分析機能や管理機能が追加されます。
プロプラン:
- 月額: 32,780円(税込)
- 月間配信数: 50,000通
- 企業向けに充実した機能が備わっており、大規模なマーケティング施策を行いたい場合に適しています。
Lステップはスタートプランを使えばかなり低価格で拡張ツールが使えることも魅力の1つです。
②Liny
Linyは、LINE公式アカウントを活用したマーケティングや顧客対応を強化するためのツールです。
顧客とのコミュニケーションを効率化し、売上向上や顧客満足度の向上を目的としています。
Linyは、使いやすいインターフェースと豊富な機能を備え、LINEを効果的に活用したい企業にとって強力なサポートを提供します。
とここまで、Lステップと似たような説明ですが、実はLinyはLステップと姉妹ブランドです!
そのため基本的な機能は同じとなります。
Linyの特徴と強み
Linyの主な特徴と強みは基本的にはLステップと変わりません。
自動化や顧客管理が優れています。
その他Lステップとの差別点は以下になります。
サポート体制
LinyはLステップと比べてサポートが充実しております。
導入された企業には専任の営業担当がつき、導入から運用まで徹底サポートしてくれます。
Zoomだけではなく対面でも相談が可能です!
複数人のチームで運用しやすい特性もあり、大企業や友だち数が非常に多いアカウントを持っている会社向けとなります。
Linyの価格とプラン
Linyのプランは以下のようになります。
スタートプラン:
- 月額: 5,500円(税込)
- 月間配信数: 1,000通
- 基本的なメッセージ配信やセグメント配信、自動応答機能などが含まれており、初めてLinyを導入する企業に適しています。運用管理用のアカウントは1つまで利用可能です。
ベーシックプラン:
- 月額: 43,780円(税込)
- 月間配信数: 15,000通
- スタートプランの機能に加えて、URLクリック測定やコンバージョン計測などの高度な分析機能が追加されており、中規模なマーケティング施策に適しています。運用管理用のアカウントは3つまで利用可能です。
プレミアムプラン:
- 月額: 76,780円(税込)
- 月間配信数: 45,000通
- ベーシックプランに加えて、クロス分析や流入経路分析など、さらに高度なマーケティングツールが利用可能です。運用管理用のアカウントは5つまで利用可能で、大規模なマーケティング施策を行いたい企業向けです。
③LIBOT
LIBOTは、株式会社AIBOTが開発したLINE公式アカウント向けの拡張ツールで、特に強力な集客機能と顧客管理機能を備えた「超集客型LINEシステム」です。
IBOTの最大の特徴は、LINE上でリファラルマーケティング(友だち紹介)を実現する機能を持っている点です。
このツールを使用することで、新規顧客の集客から顧客管理、そしてリピート獲得までを一貫して行うことが可能になります。
LIBOTの特徴と強み
LIBOTの特徴と強みは以下の通りです。
強力な拡散マーケティング
LIBOTには友だち紹介機能があり、自然な口コミによる集客が実現できます。
紹介者と被紹介者の双方に特典を提供することで、ユーザーが友だちを紹介し合うことを促進します!
この機能により、既存の顧客を起点にして、新たな顧客層を獲得することが可能です。
実際にこの機能を使うことで、友だち数を1ヶ月で1000名以上増やした例も複数あります!
さらにポイント管理機能:もあり、友だち登録や紹介、アンケート回答などの行動に対してポイントを付与し、これを利用してさらなる集客を促進する仕組みがあります。
顧客管理機能の充実
LIBOTは集客だけではなく、顧客管理機能も充実しております。
ダッシュボード: 友だちの増減やメッセージ配信数、紹介数など、さまざまなデータをリアルタイムで表示し、分析が可能です。これにより、運用状況を一目で把握できます。
オートタグとセグメント配信: ユーザーに自動でタグを付ける「自動タグ付け」機能を使い、タグに応じたセグメント配信ができます。これにより、顧客の属性や行動に基づいたターゲットメッセージの配信が可能です。
LステップやLinyほどにステップ配信はできませんが、アンケートで自動タグ付けをしたり、セグメント配信をしたり、流入経路で分析したりも可能です。
導入が簡単
LIBOTでは、初期構築をメーカー側で行うのでお客様が構築する必要はありません。
お客様は要望をだすだけで、最短1週間でアカウント構築が完了します。
LステップやLinyでは初期構築をお客様が行い、かなりの手間がかかります。
また、構築代行会社に頼むとしても50万近くかかることもあります。
LIBOTではその労力がいりません!!
LIBOTの価格とプラン
LIBOTの価格とプランについては、具体的な料金は導入する機能やアカウントの規模によって異なりますが、一般的には以下のようなプランが想定されます。
スタートアッププラン(START UP PLAN)
- 月額費用: ¥9,800/月
- 初期費用: ¥10,000
- デザイン依頼: テンプレートから選択
- リッチメニュー変更: 有料(¥5,000/回)
- ファーストビュー: ¥3,000/枚
カスタムプラン(CUSTOM PLAN)
- 月額費用: ¥19,800/月
- 初期費用: ¥50,000
- デザイン依頼: 別途(¥30,000~)
- リッチメニュー変更: 有料(¥5,000/回)
- ファーストビュー: ¥3,000/枚
オールインプラン(ALL-IN PLAN)
- 月額費用: ¥50,000/月
- 初期費用: ¥150,000
- デザイン依頼: 別途(¥30,000~)
- リッチメニュー変更: 1ヶ月に1回無料(1回目以降は¥5,000/回)
- ファーストビュー: 3枚まで標準装着、4枚目以降は¥3,000/枚
オリジナルプラン(ORIGINAL PLAN)
- 月額費用: ¥150,000/月~
- 初期費用: ¥150,000~
- デザイン依頼: 無料
- リッチメニュー変更: 無料
- ファーストビュー: 要相談
④DMMチャットブーストCV
DMMチャットブーストCVは、DMMが提供するチャットボットソリューションで、特に新規顧客の獲得およびコンバージョン率(CVR)の向上に特化しています。
このサービスは、LINE公式アカウントを活用し、サイト訪問者が離脱しようとする瞬間に介入して、ユーザーをLINEに誘導することで、継続的なコミュニケーションを可能にします。
これにより、離脱ユーザーを再度ターゲットとし、購買や契約行動を促すことができる、成果重視のマーケティングツールです。
チャットブーストCVの特徴と強み
チャットブーストCVの特徴と強みは以下の通りです。
完全成果報酬型モデル
このサービスの最大の特徴は、初期費用やシステム利用料が一切かからない完全成果報酬型の料金体系です。
実際に増加したコンバージョン数に基づいて料金が発生するため、投資対効果が極めて高く、リスクの少ない導入が可能です。
高い運用効率
導入・運用のすべてのプロセスをDMMの専門チームが一貫して担当するため、企業側の運用工数をほぼゼロに抑えることができます。
これには、チャットボットの企画、シナリオ設計、クリエイティブ制作、運用後の効果測定やシナリオ改善までが含まれます。
この2つの特徴により初期投資が少なく始めやすいサービスとなっております!
チャットブーストCVの価格とプラン
チャットブーストCVの料金プランは、完全成果報酬型を採用しており、具体的には以下の要素が特徴となります。
- 初期費用・運用費用: 無料
- システム利用料: 無料
- 成果報酬: 実際に増加したCV数に応じた料金が発生
この料金体系により、初期投資や運用にかかるコストが不要であり、企業は結果に応じた支払いのみを行うため、コストパフォーマンスが高い点が大きなメリットとなります。成果が出た場合にのみコストが発生するため、導入リスクを大幅に低減できます。
公式LINE拡張ツールの導入方法
公式LINE拡張ツールの導入方法をステップに分けて解説します。
まず、LINE公式アカウントが必要です。まだ作成していない場合は、LINE公式アカウントのウェブサイトでアカウントを作成します。
以下の記事から作成ください。
使う拡張ツールのホームページから、申込みをしましょう。
この後の手順は拡張ツールごとにかなり違いますので、それに合わせてご対応ください。
※ステップ1で公式LINEを作成とありますが、そこも必要がない場合もございます。
申し込みのホームページからぜひご確認ください。
初期設定で注意すべきポイント3点
ツールの導入後、初期設定を行う際にいくつか注意すべきポイントがあります。
これらのポイントに気をつけることで、ツールを効果的に運用することができます。
API設定とセキュリティ
LINE公式アカウントと拡張ツールの連携に使用するAPIキーやアクセストークンは、慎重に管理する必要があります。これらの情報が第三者に漏洩すると、アカウントが不正に利用されるリスクがあります。設定が完了したら、すぐにAPIキーを保管し、必要以上に公開しないようにしましょう。
セグメント設定・ステップ配信の確認
拡張ツールの強みであるセグメント配信を最大限に活用するため、初期設定の段階で顧客データを正確にセグメント化することが重要です。
どのお客様にどのくらいの頻度で配信をするのか、どのコンテンツを配信するのか決めておきましょう!
リッチメニューのカスタマイズ
リッチメニューは、ユーザーの操作性を大きく向上させる重要な機能です。
初期設定時に、ユーザーが直感的に操作できるよう、メニューの構成やデザインをしっかりとカスタマイズしましょう。
まとめ
公式LINE拡張ツールの導入は、ビジネスにおける顧客対応やマーケティング活動を大幅に強化する手段です。
導入手順としては、まず公式LINEアカウントを準備し、適切な拡張ツールを選定・インストールします。
その後、リッチメニューの最適化や自動応答メッセージの設定など、初期設定を慎重に行うことが重要です。
さらに、公式LINE拡張ツールには多くの選択肢があり、それぞれに特徴があります。
例えば、「Lステップ」はシナリオ配信やセグメント管理に強みがあり、「LIBOT」は友だち紹介機能やポイント管理を活用した集客に優れています。
また、DMMの「チャットブーストCV」は、完全成果報酬型で初期費用が不要な点が特徴です。
これらのツールは、それぞれ異なるニーズに対応しているため、ビジネスの規模や目標に応じて適切なツールを選択することが重要です。
これらの拡張ツールを効果的に活用することで、公式LINEアカウントを単なる連絡手段としてだけでなく、強力なマーケティング・顧客対応ツールとして最大限に活用し、ビジネスの成長を加速させることができるでしょう。。
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