【顧客獲得の完全ガイド】企業公式LINEの「導入・運用の基本」を解説!

LINE公式アカウントは、多くの企業が顧客とのコミュニケーションやマーケティングに活用しているツールです。特に中小企業にとって、限られたリソースの中で最大の効果を上げるための強力な武器となります。

しかし、どのように活用すればよいのか、またどのような効果が見込めるのか分からない方も多いでしょう。

本記事では、中小企業がLINE公式アカウントの導入方法と基本の運用法を解説します。

この記事はこんな人にオススメ

  1. これからLINE公式アカウントの導入を考えている事業者
  2. LINE公式アカウントをうまく使えていない事業者
  3. LINE公式アカウントを開設して、すぐに使いたい方

この記事を通じて、公式LINEアカウントの基本設定や運用戦略を学び、顧客とのコミュニケーションを強化し、ビジネスの成長を促進するための具体的な方法を理解しましょう。

目次

公式LINEの導入手順

それでは、公式LINEアカウントの導入手順をステップバイステップで説明します。
この手順通り行えば5分以内で作成可能です!

ステップ1: LINE公式アカウントの開設ページを開く

こちらのページにアクセスし、「LINE公式アカウントをはじめる」をクリックします。

ステップ2: LINE Business IDを作成する

ステップ1を終えると、「LINEビジネスID」作成画面が表示されます。現在使用している個人のLINEアカウントもしくはメールアドレスを登録することで、LINE公式アカウントを作成することができます。

企業の公式LINEを作りたい場合はメールアドレスで登録をしましょう!

ちなみに「LINEアカウントで登録」を選択した場合は、個人のLINEアカウントと紐づいて作成されてしまいます。

ステップ3: 情報を入力する

ステップ2でメールアドレスを登録すると、登録用リンクが発行され、情報を入力するページに移ります。

その次に3つの手順を踏み、情報を登録することで、LINE公式アカウントを作成できます。

ステップ4: 認証済みアカウントの申請を行う(任意)

ステップ3を終えLINE公式アカウントが作成されると、認証済みアカウントの申請が可能になります。

認証済みアカウントのメリットとしては以下のようなものがあります。

  1. 検索結果の優先表示: 認証済みアカウントは、LINEの検索結果で上位に表示されやすくなります。これにより、より多くのユーザーにアカウントを見つけてもらいやすくなります。
  2. 信頼性の向上: 認証バッジが付与されることで、ユーザーに対して信頼性の高いアカウントであることを示すことができます。
  3. LINE広告との連携: 認証済みアカウントは、LINE広告との連携が可能になり、広告キャンペーンの効果を最大化することができます。

明確な目的がないのであれば、今回は申請をせずに問題ありません。

ステップ5: 完成

これにて公式LINEのアカウント作成は完成となります。
完成すると、上の画像のようなLINE Official Account Managerの管理画面に移行します!

こちらで、LINE公式アカウントの運用ができます。

公式LINEの効果的な運用方法

公式LINEの作成が完了したので、次は公式LINEの効果的な運用方法について解説します。
公式LINEの運用戦略を効果的に行うためには、以下3つのポイントを押さえることが重要です!

ポイント1: 初期設定とカスタマイズ

公式LINEを効果的に運用するための最初のステップは、初期設定とカスタマイズです。

まずポイント1で行うのは、プロフィール設定とリッチメニュー設定です。

STEP
プロフィール設定

プロフィール設定では、まず以下の設定を必ずしましょう。

  • アカウント名
  • プロフィール画像
  • ステータスメッセージ(アカウント紹介文)
  • 背景画像

この4つのポイントは必ず設定をしたほうが良いものですが、
次のポイントは時間があるときに設定したほうが良いポイントです!

  • ボタン
  • 最近の投稿
  • ショップカード
  • 自由記述
  • クーポン
  • SNSリンク
  • お知らせ
  • よくある質問

このようにかなりのカスタマイズができますので、ご自身で色々試してみることを推奨します。

STEP
リッチメニューの設定

リッチメニューとは、公式LINEアカウントのトーク画面下部に表示されるカスタマイズ可能なメニューです。
ボタンを設置し、ユーザーがタップすることで特定のページや機能に誘導することができます。

画像のように、エリアごとにアクションタイプの設定をできます。
リンクを設定したり、文章を設定したり、クーポンを設定したりできます。

ポイント2: 効果的なメッセージ配信

メッセージ配信は、公式LINEの主要な機能の一つであり、効果的に活用することで顧客とのエンゲージメントを高めることができます。

ターゲティングメッセージ

ターゲティングメッセージは、ユーザーの属性や行動データに基づいて、特定のユーザーグループにカスタマイズされたメッセージを配信する機能です。

例えば、特定の地域に住むユーザー、特定の商品を購入したユーザー、一定の期間アクティブでないユーザーなど、さまざまな条件でターゲティングが可能です。

メッセージ作成画面で「ターゲティング」を選択し、ターゲットとするユーザーグループを設定します。

ターゲット条件の設定

  • 属性情報: 性別、年齢、地域などの基本属性で絞り込みます。
  • 行動データ: 購入履歴、過去のメッセージの反応、アクティブ率などの行動データで絞り込みます。
  • タグ: ユーザーに付与したタグ(例えば、「VIP顧客」「新規顧客」など)を使って絞り込みます。

クリエイティブなコンテンツ

LINE公式アカウントには、視覚的に豊かなコンテンツを配信するためのいくつかのメッセージ形式があります。

リッチメッセージ、カードタイプメッセージ、リッチビデオメッセージはその代表的なものです。
それぞれのメッセージ形式とその活用方法について詳しく解説します。

1. リッチメッセージ

リッチメッセージは、大きな画像やボタンを使用して、ユーザーに視覚的に魅力的なメッセージを配信する形式です。

特徴

  • 高解像度の画像を使用可能。
  • 商品紹介やキャンペーン案内に最適。

活用方法

  • 商品カタログ: 複数の商品画像を使用して、商品カタログとして利用できます。
  • キャンペーン告知: セールやプロモーションの告知に使用し、ユーザーを特定のランディングページに誘導します。
  • イベント案内: イベントの詳細情報を画像とリンクで提供します。

2. カードタイプメッセージ

カードタイプメッセージは、複数のカードをカルーセル形式で表示できるメッセージ形式です。

特徴

  • 各カードに画像、タイトル、説明文、ボタンを設定可能。
  • 横にスワイプして複数のカードを閲覧できる。

活用方法

  • 製品ラインナップ: 複数の製品を紹介するのに適しており、各カードに異なる製品情報を表示。
  • ユーザーガイド: 使用方法や特徴を順番に説明するカードを作成し、ユーザーがスワイプして情報を得られるようにします。
  • ストーリーテリング: ブランドのストーリーや企業の歴史をカードで順番に紹介。

3. リッチビデオメッセージ

リッチビデオメッセージは、動画を中心に構成されたリッチなメッセージ形式です。

特徴

  • 動画再生と同時に、リンクボタンやテキストを表示できる。
  • 動画の中に複数のタップエリアを設定可能。
  • 動画を通じて強い視覚的インパクトを与える。

活用方法

  • 商品デモ: 商品の使い方や特徴を動画で紹介し、詳細情報や購入ページへのリンクを設置。
  • イベントレポート: イベントの模様を動画で配信し、参加者の声やイベントのハイライトを紹介。
  • ブランドプロモーション: ブランドの価値やビジョンを伝えるプロモーションビデオを配信。

ポイント3:  クーポンの活用

LINE公式アカウントでのクーポン活用は、顧客エンゲージメントの向上や売上の増加に非常に効果的です。

クーポンを効果的に利用することで、顧客のリピート率を高め、新規顧客の獲得も期待できます。
以下に、クーポンの種類、設定方法、活用事例について詳しく解説します。

1. クーポンの種類

クーポンの種類は4種類+その他の5つあります。

  • 割引クーポン
  • 無料クーポン
  • プレゼントクーポン
  • キャッシュバッククーポン

2. クーポンの設定方法

  1. クーポン作成画面に移動:
    • ダッシュボードから「クーポン」タブをクリックし、「新規作成」を選択します。
  2. クーポンの種類を選択:
    • 割引クーポン、特典クーポン、ポイントクーポンなど、目的に応じたクーポンの種類を選択します。
  3. クーポンの詳細を設定:
    • クーポン名: ユーザーに分かりやすい名前を設定します。
    • 割引内容: 割引率や割引金額、特典内容を具体的に記入します。
    • 有効期間: クーポンの利用可能期間を設定します。
    • 利用条件: 最低購入金額や対象商品などの利用条件を設定します。
  4. デザインの設定:
    • クーポンのデザインを設定します。視覚的に魅力的なデザインを心がけ、ブランドイメージに合わせたデザインにします。
  5. 配信設定:
    • クーポンを配信する対象ユーザーを設定します。全ユーザーに配信するか、特定のターゲットグループに絞るかを選択します。
  6. プレビューと公開:
    • 作成したクーポンをプレビューし、内容に問題がなければ「公開」ボタンをクリックしてクーポンを有効化します。

3. クーポンの活用事例

それでは、このクーポンをどのように使うのかについて説明します!

  1. 新規顧客獲得キャンペーン:
    • 初回利用限定の割引クーポンを配信し、新規顧客の獲得を目指します。
    • 例: 「初めてのお客様限定!全商品20%オフ」
  2. リピート促進キャンペーン:
    • 一定期間利用がなかった顧客に対して特典クーポンを配信し、再訪を促します。
    • 例: 「おかえりなさいクーポン!次回購入で500円引き」
  3. シーズンセール:
    • 季節ごとのセールに合わせて、期間限定クーポンを配信し、売上を増加させます。
    • 例: 「夏の大セール!全商品15%オフ」

公式LINE構築・代行サービスについて

これまで基本的な公式LINEの運用法について解説しましたが、公式LINEにはまだまだ沢山の機能があります。
そのため、公式LINEを使いこなすにはかなりの時間がかかります。

そこで、公式LINEの構築・代行を専門家にお任せしてみてはいかがでしょうか?

当社は、店舗ビジネスのWeb集客に特化していますが、
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サービス内容

公式LINE運用における最大の目的は、売上の向上です。
売上の向上を考えるにあたって、下記の通り売上を細分化することで、取り組む施策が明確になります。

売上=①友だち登録数×②転換率×③客単価

【各項目の相場】
 ①友だち登録数:1,000人~5,000人
 ②転換率:3%~10% ※友だち登録者の中から、実際に購入する割合
 ③客単価:事業内容によって異なる


【飲食店のケース】
 友だち登録数2,000名×転換率5%×客単価2,000円=売上200,000円アップが実現できると、
 その後は、継続的な売上に貢献し続ける事例があり、これを集客の資産性と言えます。

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チェックリストを活用して、自社の公式LINE活用の可能性を是非チェックしてみてください。
※Webマーケティング業者等の同業他社は、固くお断りいたします。

まとめ

LINE公式アカウントは、中小企業にとって顧客とのコミュニケーションを強化し、マーケティング活動を効果的に行うための強力なツールです。

この記事を通じて、公式LINEアカウントの基本的な設定方法から、リッチメッセージ、カードタイプメッセージ、リッチビデオメッセージ、ターゲティングメッセージ、そしてクーポンの活用方法までを詳しく解説しました。

STEP
公式LINEアカウントの導入

公式LINEアカウントの導入は、顧客との信頼関係を築き、ブランド認知度を高めるための第一歩です。
アカウントの基本情報や追加情報の設定をしっかりと行い、視覚的に魅力的なプロフィールを作成しましょう。

STEP
配信方法

リッチメッセージ、カードタイプメッセージ、リッチビデオメッセージなどの視覚的に豊かなコンテンツを活用することで、ユーザーの関心を引きつけ、エンゲージメントを高めることができます。

また、ターゲティングメッセージを使って、特定のユーザーグループにパーソナライズされたメッセージを配信することで、効果的なコミュニケーションが可能になります。

STEP
クーポン

クーポンの活用は、顧客エンゲージメントの向上や売上の増加に非常に効果的です。

割引クーポン、特典クーポン、ポイントクーポン、期間限定クーポンなどを適切に活用し、顧客のリピート率を高め、新規顧客の獲得を目指しましょう。

最後に、効果測定と改善を継続的に行うことが重要です。

LINE公式アカウントの分析ツールを活用し、配信したメッセージやクーポンの効果を定期的に評価し、必要に応じて戦略を見直しましょう。
これにより、最適なマーケティング戦略を構築し、ビジネスの成長を促進することができます。

この記事を参考に、LINE公式アカウントを効果的に活用して、顧客との強い絆を築き、ビジネスの成功を目指しましょう。

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この記事の監修

株式会社トリガーコンサルティング
代表取締役 伊藤翔太

経済産業省登録 中小企業診断士
認定支援機関登録

宮城県/仙台市を中心に、
東北の経営コンサルティングをしている。
補助金支援や融資支援などの
財務コンサルティングを始め、Googleマップ、
Instagram、公式LINE等の
Web集客コンサルティングを専門領域としている。

当社の特徴

・200社超の経営支援実績
・補助金採択率97%(35件中34件の採択)
・営業損失300万円の会社を3カ月で黒字化達成
・Web集客支援で、月間新規顧客数を0件⇒10件
など、経営改善から売上アップまでのトータルサポートを得意としており、
建設業、運送業、飲食業、不動産業等の様々な業種に対応している。

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