これって無料?意外と知られていないLINE公式アカウントの活用事例

LINE公式アカウントは、LINEヤフーが提供する企業や店舗用のLINEアカウントです。友だちになったユーザーへ情報を発信したり、クーポンを発行したりすることができます。

LINE公式アカウントには集客に活用できる様々な機能がそろっています。無料プランを含め3つのプランがありますが、プランによって異なるのは配信できるメッセージ通数だけで、集客に必要な機能は基本的にすべて無料で利用することが可能です。

この記事では、LINE公式アカウントにどんな機能があるのか、簡単な説明と活用事例をご紹介しています。

この記事でわかること
・LINE公式アカウントとは?
・LINE公式アカウントの無料機能でできること
・LINE公式アカウントの有料機能
・無料機能を使ったLINE公式アカウント活用事例

目次

LINE公式アカウントとは?

LINE公式アカウントは、企業や団体がLINE上で公式に運営するアカウントのことです。
このアカウントを利用することで、企業は顧客やフォロワーと直接コミュニケーションを取ることができ、マーケティングや顧客サポートに活用することができます。

主な機能について

LINE公式アカウントでは様々な機能が利用可能です。
無料のメッセージ数を超えるとメッセージ配信が課金対象となり、オプションの利用には別途お申込みやサービス連携が必要になります。
(以下:LINE Business Guide より)

料金体制について

LINE公式アカウントにはメッセージの配信通数に応じて、

①コミュニケーションプラン
②ライトプラン
③スタンダードプラン

の3つのプランが用意されています。

LINE公式アカウント料金形態の主な違いとしてはメッセージの送信数になります。

機能的な違いはありませんので友達(顧客)とのメッセ―ジ回数が少ない事業者さんは無料版で使用していただいても問題ありません。
(以下:LINE Business Guide より2024年6月現在)

LINE公式アカウント備え付けの無料機能とは?

LINE公式アカウントでは、「コミュニケーションプラン」「ライトプラン」「スタンダードプラン」に関係なく、以下の機能を全て利用することが出来ます。

無料で使える機能はこちら!

メッセージ配信(絞り込み配信 , A/Bテストメッセージ , 配信通数指定)

あいさつメッセージ

  ユーザーがLINE公式アカウントを友達追加した際に、自動的にメッセージを送る機能

応答メッセージ

  ユーザーから届くチャットメッセージに対して、自動で返信する内容を事前に登録しておく機能

リッチメニュー

  予約やWEBページへの誘導、クーポンなどの利用して欲しい機能を固定表示できる機能

クーポン

  商品やサービスを利用してもらうためのクーポンを、LINE公式アカウントで発行/配信/管理できる機能

ショップカード

  商品購入/来店などの特典として付与するポイントを、LINE上で発行/管理できる機能

リッチメッセージ

  画像やテキスト情報を1つのビジュアルにまとめ、配信する機能

リッチビデオメッセージ

  自動再生される動画をメッセージとして配信する機能

カードタイプメッセージ

  横スライド(カルーセル形式)で複数枚のカードタイプのメッセージを配信できる機能

ステップ配信

  あらかじめ設定した条件に一致した友達に対して、複数のメッセージを自動で配信できる機能

リサーチ

  投票形式やアンケート形式でユーザーの嗜好や意見を集められる機能

アカウント満足度調査

  LINE公式アカウントに対する友達の満足度を調査できる機能

分析

  日々の友達の追加数やブロック数など数値を確認し、分析できる機能

トラッキング

  流入経路を把握できる機能

  
チャット

  トーク機能を通じて、友達一人ひとりと個別にコミュニケーションが取れる機能

コール

  友達からの音声通話/ビデオ通話を用いて電話ができる機能

LINE VOOM投稿/宣伝・収益化

  動画やテキスト、画像の投稿ができる機能

プロフィール

  企業やブランドの基本情報を掲載するページ。アカウント表示名の変更は原則不可

LINE公式アカウント無料と有料の違いとは?

LINE公式アカウントは基本的には無料で利用することが可能ですが、一部機能で有料の機能もあります。

無料で使える機能の他に下記の有料機能があります。

・プレミアムID
・メッセージ数に応じてのプラン

それぞれについて解説していきます。

ベイシックIDとプレミアムIDについて

LINE公式アカウントでは、無料利用できるベイシックIDと有料利用できるプレミアムIDの2種類が存在します。

ベーシックIDとプレミアムIDに関する、比較まとめは以下の通りです。

料金プランについて

スクロールできます
コミュニケーション
プラン
ライトプランスタンダードプラン
月額固定費無料5,000円15,000円
無料メッセージ通数/月200通5,000通30,000通
追加メッセージ
従量料金
不可不可~3円/通
https://campus.line.biz/line-green-badge/courses/line-official-account-basic/lessons/oa-introduction

ご覧の様に、プランによって無料でメッセージを送信できる回数が変わってきます。

通数の計算方法は以下の通りです。

100人×2回 = 200通
※スタンダードプラン(無料)では100人に対して月に2回配信した場合、その時点で月の配信が不可となります。

ちなみに無料メッセージ通数には、カウントされるものとカウントされないものがあります。

カウントされるもの

  • メッセージ配信

カウントされないもの

  • あいさつメッセージ
  • 応答メッセージ
  • LINEチャット
  • LINE VOOM投稿
  • アカウント満足度調査

毎月のメッセージ数が決まっていない場合は、
万が一に備えスタンダードプランにしておくのがオススメ!!

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LINE

LINE公式アカウントを活用する場合は認証を受けることがおすすめ

LINE公式アカウントでは誰でも無料で認証済みアカウントにすることが可能です。

認証には、アカウント開設時に申請を行い、審査を通過する手続きが必要です。

認証済みアカウントになると、下記のようなことができます。

【認証済みアカウントでできること】
・アカウントに青いバッジがつく
・請求書決済が利用可能
・友達集めに有効な資料が無料で使える
・友達追加広告が利用できる
・LINEアプリ内にアカウント情報やクーポンを掲載できる
・「メンバーシップ」を利用できる
・「アカウント満足度調査」などで、「自由回答」を選択できる

「認証済アカウント」の申請方法

STEP
設定のボタンをクリック

 LINE Official Account Manager(LINE公式アカウント管理画面)にアクセスし、右上の「設定」(アプリ版はメニュー内の設定をタップ)ボタンをクリック

https://www.lycbiz.com/jp/service/line-official-account/verified-account/
STEP
「アカウント認証をリクエスト」を選択
https://www.lycbiz.com/jp/service/line-official-account/verified-account/
STEP
必須事項を入力

必要事項を入力して「確認する」をクリックし、審査結果の連絡をお待ちください

https://www.lycbiz.com/jp/service/line-official-account/verified-account/

LINE公式アカウントの無料機能を使った活用事例5選!

飲食店企業の事例

株式会社梅丘寿司の美登利総本店は、LINEミニアプリ「matoca」を導入し、順番待ちシステムを改善!

待ち時間の有効活用と行列の緩和が実現し、年間約500万円のコスト削減を達成。

また、LINEミニアプリを通じて友だち数を増やし、販促メッセージを配信することで売上の向上に成功。

これにより、顧客の利便性が向上し、店舗の効率も大幅改善!!

詳しくは以下のサイトをご覧ください。

インフラ系企業の事例

株式会社アイ・グリッド・ソリューションズは、電力小売業「スマ電」を運営し、LINE公式アカウントと通知メッセージを活用して顧客満足度を向上!

これにより解約率が0.8%低下し、友だち追加数も増加。

毎月の電気料金をLINEで通知し、ユーザーへのサービス品質を向上させ、問い合わせ対応の工数を削減。

結果としてコールセンターの稼働コストも削減され、ピーク時の問い合わせ数が3分の1に減少。

詳しくは以下のサイトをご覧ください。

アパレル企業の事例

株式会社バロックジャパンリミテッドは、LINE公式アカウントを活用し、質の高い友だち集客とメッセージの自動化を実現!

この戦略により、ROASが2,000%に達成。

LINEを通じて顧客にパーソナライズされた情報を提供し、プロモーションやキャンペーンを効果的に配信。

これにより、顧客満足度が向上し、オンライン・オフライン双方の売上が増加。

詳しくは以下のサイトをご覧ください。

小売企業の事例Part1

アダストリア株式会社は、LINE公式アカウントとCriteoのレコメンド配信を組み合わせることで、LINE経由の収益効率4倍にUP!

この手法により、メッセージの反応率が高まり、費用対効果も向上。

<具体例>

顧客にパーソナライズされたメッセージを送信し、最適な商品を提案することで購入意欲が向上。

<結果>

顧客との関係が強化され、収益増加!

詳しくは以下のサイトをご覧ください。

小売企業の事例Part2

株式会社BEAMSは、LINE STAFF STARTを導入して顧客とのコミュニケーションを強化!

このツールにより、スタッフがLINE上で直接ユーザーに情報を提供し、問い合わせに対応。

導入後、270人以上が友だち追加し、来店や購入のきっかけを作ることに成功しました。

<現場スタッフの感想>

電話対応の課題を解決し、継続的なコミュニケーションでユーザーとの関係を深めることができた。

詳しくは以下のサイトをご覧ください。

公式LINE構築・代行サービスについて

公式LINEは運用の精度によって、集客に大きな変化が生まれます。

当社は、店舗ビジネスのWeb集客に特化していますが、
公式LINEを軸に、Googleマップ、Instagramの三種の神器で集客の仕組みづくりを構築します。

サービス内容

公式LINE運用における最大の目的は、売上の向上です。
売上の向上を考えるにあたって、下記の通り売上を細分化することで、取り組む施策が明確になります。

売上=①友だち登録数×②転換率×③客単価

【各項目の相場】
 ①友だち登録数:1,000人~5,000人
 ②転換率:3%~10% ※友だち登録者の中から、実際に購入する割合
 ③客単価:事業内容によって異なる


【飲食店のケース】
 友だち登録数2,000名×転換率5%×客単価2,000円=売上200,000円アップが実現できると、
 その後は、継続的な売上に貢献し続ける事例があり、これを集客の資産性と言えます。

こんなお悩みがある事業者様は、当社へご依頼ください!
 
 1. どんなWeb集客があるか分からない
 2. 自社が取り組みべき集客が分からない
 3. どこに頼んでいいか分からない
 4. SNSや公式LINE、オフラインの販促などトータルの集客を考えたい
 5. 集客に活用できる補助金を知りたい

当社は、経営相談200社超の実績があるため、貴社に合った集客体制の構築が可能です!
詳細を知りたい方は、下記よりお問い合わせください。

公式LINEチェックリスト50選の贈呈

公式LINEの活用を検討している事業者様は、以下の問い合わせページより、
LINE登録いただきますと、「公式LINEチェックリスト50選」を無料プレゼントしています!
チェックリストを活用して、自社の公式LINE活用の可能性を是非チェックしてみてください。
※Webマーケティング業者等の同業他社は、固くお断りいたします。

まとめ

本記事ではLINE公式アカウントの無料でできる箇所の他に有料でできる追加機能についても解説してきました。
LINE公式アカウントお無料で運用していくにあたっては最後の章にある認証を受けることでさらに活用の幅あを日広げることができます。
また、本記事で紹介した下記の活用事例も元にぜひLINE公式アカウントを使ってビジネスを飛躍させましょう!

活用事例

  • 飲食店: 待ち時間短縮や顧客満足度向上。
  • インフラ企業: 顧客との迅速なコミュニケーション。
  • アパレル企業: 売上増加。
  • 小売企業: 効果的な顧客管理。
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この記事の監修

株式会社トリガーコンサルティング
代表取締役 伊藤翔太

経済産業省登録 中小企業診断士
認定支援機関登録

宮城県/仙台市を中心に、
東北の経営コンサルティングをしている。
補助金支援や融資支援などの
財務コンサルティングを始め、Googleマップ、
Instagram、公式LINE等の
Web集客コンサルティングを専門領域としている。

当社の特徴

・200社超の経営支援実績
・補助金採択率97%(35件中34件の採択)
・営業損失300万円の会社を3カ月で黒字化達成
・Web集客支援で、月間新規顧客数を0件⇒10件
など、経営改善から売上アップまでのトータルサポートを得意としており、
建設業、運送業、飲食業、不動産業等の様々な業種に対応している。

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