中小企業がLINE公式アカウントを運用する5つのメリットとは

LINE公式アカウントは、多くの企業が顧客とのコミュニケーションやマーケティングに活用しているツールです。
特に中小企業にとっては、大企業に比べて限られたリソースの中で最大の効果を上げるための強力な武器となります。
しかしながらどんなふうに活用したら、どんな効果が見込めるのかわからない方も多いと思います。
本記事では、中小企業がLINE公式アカウントを運用することのメリットを詳しく解説し、その活用方法についてご紹介します。
これからLINE公式アカウントの導入を考えている中小企業さんは是非参考にしてみてください。
この記事はこんな人にオススメ
1.これからLINE公式アカウントの導入を考えている事業者
2.LINE公式アカウントをうまく使えていない事業者
3.そもそもLINE公式アカウントって必要なの?
4.SNSを使って集客をしたい事業者
5.顧客とのコミュニケーションツールが欲しい事業者
6.最新の店舗集客ノウハウをキャッチしたい事業者
LINE公式アカウントとは

LINE公式アカウントは、企業や団体がLINE上で公式に運営するアカウントのことです。
このアカウントを利用することで、企業は顧客やフォロワーと直接コミュニケーションを取ることができ、マーケティングや顧客サポートに活用することができます。
主な機能について
LINE公式アカウントでは様々な機能が利用可能です。
無料のメッセージ数を超えるとメッセージ配信が課金対象となり、オプションの利用には別途お申込みやサービス連携が必要になります。
(以下:LINE Business Guide より)

今回はそんな中でも注目すべき機能をピックアップしてご紹介します。
メッセージ配信
登録している友だち(顧客)に対して一斉メッセージを送信できます。
新商品やキャンペーン情報、イベント案内などを簡単に知らせることができます。
クーポン・イベント告知
クーポンや割引情報をフォロワーに配信し、来店や購入を促進できます。
また、イベント情報を告知して参加者を募ることも可能です。
開封ユーザー数や使用ユーザー数などのデータは確認できます。
チャット機能・自動応答
友達(顧客)との個別チャットが可能です。
これにより、問い合わせ対応やカスタマーサポートを行うことが可能です。
チャット機能をオフ(応答モードをBotに設定)にすると応答メッセージによる自動応答のみに切り替えることもできます。
リッチメニュー
カスタマイズ可能なメニューを設定することで、友達(顧客)が簡単に必要な情報やサービスにアクセスできるようになります。
流れていくメッセージとは異なり視認性が高く、アクションを起こしやすいことから自社のホームページリンクや、お得情報などを様々なカスタマイズも可能です。
各種分析ツール
メッセージの開封率やクリック率、フォロワーの増減など、マーケティング活動の成果を測定するためのデータを提供します。
料金体制について

LINE公式アカウントにはメッセージの配信通数に応じて、
①コミュニケーションプラン
②ライトプラン
③スタンダードプラン
の3つのプランが用意されています。
LINE公式アカウント料金形態の主な違いとしてはメッセージの送信数になります。
機能的な違いはありませんので友達(顧客)とのメッセ―ジ回数が少ない事業者さんは無料版で使用していただいても問題ありません。
(以下:LINE Business Guide より2024年6月現在)

通常のLINEとLINE公式アカウントの違い
LINEの個人アカウントは個人間の日常的なコミュニケーションのために利用されていますが、これまで紹介したように、LINE公式アカウントはビジネスやブランド、有名人などが顧客との関係を築くために設計されており、場合によっては費用もかかってきます。
それぞれの項目ごとにどこか違ってくるのか解説していきます。
機能面での違い
個人アカウントでは、個人間のチャット、無料通話、ビデオ通話、タイムラインの投稿、スタンプの送受信などの基本的な機能が提供されていますが、
LINE公式アカウントでは、友だち全員に一斉に送信する機能やトーク画面にリッチメニューを表示し、顧客に利用して欲しいサービスや案内を常時表示する事ができます。
個人アカウント:1対1でのやり取り
LINE公式アカウント:1対1でのやり取り/一斉送信機能/メニュー機能など
費用面での違い
個人アカウントではメッセージ送信には費用がかかりませんが、LINE公式アカウントでは一定のメッセージ数を超える場合は費用がかかります。
無料で利用することも可能ですがメッセージ数に応じて課金が必要になってきます。

個人アカウントとは別にアカウント作成が必要
個人アカウントとは、利用目的や機能が異なるためアカウントを別途登録する必要があります。
LINEヤフーの公式サイトからアカウント解説が可能です。
※2024年6月時点は下記サイトから開設できます。
登録手順などについては下記リンクで解説していますのでぜひご覧ください。

LINE公式アカウント5つのメリット

上記のような機能をもつLINE公式アカウントですが、実際に中小企業で活用するとどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここではそんなLINE公式アカウントのメリット5つ紹介したいと思います。
①友だち登録のハードルが低い
LINE公式アカウントの最大のメリットは手間なく顧客に登録していただき、登録に対するハードルが低いことです。
一般的なメルマガですと入力フォームにメールアドレスを打ち込むところから、確認メールが届くまで手間と時間がかかってしまいます。
そこで離脱されてしまっては、顧客との接点を作りことが難しくなってしまいます。
特に中小企業にとっては、大手に比較すると顧客の数が少ない分、一人一人のデータを取得することはより重要になってきます。
一方でLINE公式アカウントは、普段皆さんが使用しているLINEのアカウントが存在していれば、あとは店舗でQRコードを読み込むだけの簡単な作業になっています。
具体的には
QRコードをスマートフォンで読み込む。
出てきた登録ボタンを押すだけで完了。
たったこれだけで登録ができてしまいます。
これがメルマガにない最大のメリットになります。
②1対1でのコミュニケーション
LINE公式アカウントでは自動応答の他にも、直接友だちとコミュニケーションをとることができます。
より密接なコミュニケーションをすることで、顧客からの信頼獲得に繋がります。
中小企業は大企業と比較して顧客との信頼関係を構築することは大切になってきます。
「なぜその企業からサービス・商品を買いたいのか。」
その企業に信頼があれば数あるサービス・商品の中からより多くの方に手にとってもらいやすくなるのです。
また、顧客からの商品・サービスに対する質問を受け付けることが可能なので、カスタマサービス顧客・満足度向上にも役に立ちます。
③開封率が高い
LINE公式アカウントはメルマガなどに比べて開封率がとても高いです。
メルマガは配信ペースはやすぎて迷惑メールに分類したり、もし届いたとしても迷惑メールとの違いが分からず開封してもらえないことが多々あります。
開封率はメルマガが20%なのに対してLINE公式アカウントは開封率が60%になっています。

この原因は公式LINEには迷惑メールのような分類機能がなく、配信時に通知が行くことからメルマガよりも高い開封率になっていると考えられます。
しかしこの開封率の高さから配信頻度を上げすぎるとブロックされてしまう率も高くなるので注意が必要です。
④登録者への一斉送信
LINE公式アカウントでは登録していただいている友だちにメッセージを一斉送信することができます。
また全員ではなくあらかじめセグメント分けされた特定の友だちに向けてメッセージを届けることもでき、適切な情報を効率よくリアルタイムで届けることができるのです。
送信するメッセージはテキストだけでなく、スタンプを使って親近感を演出したり、画像や動画も一緒に配信可能です。
⑤無料でも使用できる
LINE公式アカウントの登録は誰でも無料で行えます。
上記であげたようにLINE公式アカウントは200通までのコミュニケーションプランであれば、毎月無料で利用できます。
ですのでLINE公式アカウントの構築さえ済んでしまえば最初のうちは全く費用をかけずに、これだけのマーケティングツールが使用できます。
中小企業にとってはうれしい料金体系です。
またプランの変更はいつからでも可能です。
事業が順調に進み、登録者の数が増えてきた段階で有料プランに移行すればリスク少なく使用できます。
中小企業の活用事例

では実際に中小企業ではそのようにLINE公式アカウントが使用されているのでしょうか。
実際の事例をもとに説明していきたいと思います。
福岡市立こども病院の事例
福岡市立こども病院では、予約方法を電話からLINEに移行することで、業務時間の大幅な削減と顧客満足度の向上を実現しています。
LINE公式アカウントを利用することで、24時間予約の受付や変更が可能となり、利用者は希望日をLINEで送信するだけで簡単に予約できます。
この仕組みにより、電話の繋がりにくさが解消され、ユーザーと予約スタッフの通話時間も大幅に削減されました。
(参照:https://smartcity.linefukuoka.co.jp/ja/project/smartcityproject/casestudy/childrens-hospital)
↓福岡市立こども病院のLINE公式アカウントはこちら
花咲商店
小売店「花咲商店」は、LINE公式アカウントを活用して顧客とのコミュニケーションを強化し、売上向上を実現しています。
花咲商店は地域に根ざした店舗で、特に地元の常連客が多く、顧客との信頼関係を大切にしています。
しかし一方で、電話や対面での連絡に時間がかかり、業務効率の改善が課題でした。
LINE公式アカウントを活用後、顧客とのコミュニケーションが円滑になり、業務効率が大幅に改善しました。
また、クーポン配信やイベント告知により、顧客の来店頻度が増加し、売上も着実に向上しました。
これにより、地域の顧客との信頼関係をさらに強化することができたそうです。
深坂保育園の事例
パソナテックは、福岡の深坂保育園でLINEを活用した出欠管理システムを導入し、保育士の業務負担を大幅に削減しました。
保護者は24時間LINEで欠席や遅刻を連絡でき、保育士は電話対応や手書きの管理作業を減少させることができました。
LINEのシステムは簡単に操作できるため、保護者とのコミュニケーションが円滑になり、保育の質の向上に寄与しています。
これにより、保育園全体の運営効率が向上しました。
(参照:https://www.pasonagroup.biz/usecase/psn-tech01)
公式LINE構築・代行サービスについて
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サービス内容
公式LINE運用における最大の目的は、売上の向上です。
売上の向上を考えるにあたって、下記の通り売上を細分化することで、取り組む施策が明確になります。
売上=①友だち登録数×②転換率×③客単価
【各項目の相場】
①友だち登録数:1,000人~5,000人
②転換率:3%~10% ※友だち登録者の中から、実際に購入する割合
③客単価:事業内容によって異なる
【飲食店のケース】
友だち登録数2,000名×転換率5%×客単価2,000円=売上200,000円アップが実現できると、
その後は、継続的な売上に貢献し続ける事例があり、これを集客の資産性と言えます。
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本コラムのまとめ
いかがでしたでしょうか。
SNSが苦手な事業者でも、LINE公式アカウントは使いやすくマーケティングツールとしてはとても強力な武器となります。
今回取り上げた内容の他にも様々な機能が日々追加されています。
また、LINEのAPIを使用した多くのマーケティングサービスもありますので、気になる方は是非公式アカウントを無料登録してみてください。
そしてご不明点などありましたたら弊社トリガーコンサルティングにお問い合わせください。